夢で逢えたら
- 作者: 谷崎泉,三池ろむこ
- 出版社/メーカー: 海王社
- 発売日: 2010/07/28
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
ラーメン屋を目指す青年と、相方に片想いする芸人という組み合わせに惹かれて購入。
漫才コンビという設定を持ってきたわりには、律と賢介の間にパートナーシップが感じられなくてちょっと物足りない。最後までなんで賢介は律に漫才をやろうともちかけたんだろう?と疑問なまま、終わってしまった。
律にとって漫才は賢介とともにいるための方便だし、賢介も律とコンビでいることが気持ちに応えられないうしろめたさへの免罪符になるかのようだし、笑いの神様に失礼やろう。
白瀬と律のゆっくり歩み寄っていく恋模様は、じれったくもかわいかった。