パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

BLOW ME DOWN!

BLOW ME DOWN! (ショコラノベルス)

BLOW ME DOWN! (ショコラノベルス)

能天気ハレンチ男子寮という設定と、作者らしい重いテーマがいまいちかみ合っておらずもどかしいというのが、正直な感想。
しかし続編である「アウグスツス」を読んだら、この1冊目は2冊目への伏線だったのかも、という気がしてきた。この本を読み終えた時点ではもやっとした気持ちを残す部分も「アウグスツス」まで読めば、きちんと納得がいくようになっている。海賀さんは、気にせず暗いシリアスを書けばいい…!