先生はダメな人
- 作者: 渡海奈穂,小嶋ララ子
- 出版社/メーカー: プランタン出版
- 発売日: 2011/11/14
- メディア: 文庫
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渡海さんの描くキャラクターにはどこかものごとを俯瞰してるような人が多いなと思う。篠原先生はとくに。
集団(学校とか会社とか)のなかにありながら、どこかなじまずに微妙に距離を置いている。かといって、声高にその違和感を叫んだりいないし、相容れぬ価値観を殴りにいくわけでもない。黙って静かに、ひととは「ちがう」自分を受け入れている。
なんでもない顔して心はアウトローなところが、ちょっとかっこいい。