パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

6月まとめ

BL小説:18冊
BL漫画:32冊
一般漫画:3冊
同人誌他:7冊

計60冊

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本宅で自炊記録をつけていた6月。
料理本など読んで過ごすことが多かったので読書数は少なめ。

BL漫画には「これ!」という作品は少なかったものの、次回作が気になる個性派が続々。
ショタ・大正時代・美少年・そして赤裸々なエロスと、作者のフェティシズムが詰め込まれた浪漫派ポルノ森雅子「かごめのきみ」。出口のない青春の日々を笑い飛ばしながら疾走する永井三郎「スメルズライクグリーンスピリット」。そして、昨年BLラブコメ界に衝撃を与えたニューフェイスによる待望の続編羽生山へび子「僕の先輩 部屋とYシャツとおめーと俺」。いずれも作家の味が濃厚に出ていておもしろかった。
秋葉東子「秘密が花園」もお気に入り。
7月度のベストルーキーは青井秋「爪先に航路図」に。偏執的なほどの描きこみによって立ち上がる、繊細で濃密な絵の世界に圧倒された。

BL小説ベストは、久我有加「ポケットに虹のかけら。骨太なストーリー、脇役まで手抜きなしのキャラクター造り、そしてお色気たっぷりの濡れ場もありと、三本揃って云うことなし。ぜひとも、探偵所長と元格闘家の部下のスピンオフを…!
また今月のBL小説はトンキワ攻め祭りでもありました。
中身は大人・身体は子どもというコ○ンくんな攻めに口説かれる、水無月さらら「ベイビーは男前」。宇宙人攻めによる愛ある触手エロが斬新な、砂原糖子「恋惑星へようこそ」。どちらもユニークかつユーモアにあふれ、しっかり胸きゅんもある。これはよいラブコメ
来月前半はバンプツアーファイナルに向けて、また読書には手がつかずに過ぎてゆきそう。5、60冊/月では積ん読本が増えるいっぽうなのでぼちぼちペースを取り戻したいところです。