パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

8月まとめ

BL小説:9冊
BL漫画:24冊
一般漫画:2冊
同人誌他:1冊

計36冊

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小説で心に残ったのは、佐々木禎子「月の欠片」。静かに降り積もっていく想いに心震わされました。
たし「アイスクリームライン」上下と、大和名瀬「溺愛イトコン!〜夏休み妄想編〜」は夏にぴったりの青春BL。青春と夏の海はやはりベストカップルですね。
同級生同士の淡い恋模様を描いた「アイスクリームライン」も、薄着の季節に妄想が加速する「イトコン!」も、十代だからこそのせめぎあう恋心にきゅんきゅんしまくりました。
そして、今月の号泣本はトジツキハジメ「カナさん」。号泣というよりは、読後につうっと一粒涙がこぼれてしまうような、言葉にならない想いがせつせつと描かれている。喪失から始まる名作は多々ありますが、この本もその系譜に連なる一冊だと思います。
本間アキラ「坊主可かわいや袈裟までいとし」1は兎虎に負けず劣らずのかわいゆさで、続刊が待ち遠しい。