パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

黒子のバスケ 26

25巻を読んでからずっとモヤモヤしていたところを、火神くんがバッサリやってくれた。すっきりした〜!やっぱり火神くんみたいな単純バカが、チームにひとりはいてくれなきゃダメだわ。
それぞれに覚悟完了した誠凛バスケ部。いざ決勝・洛山戦へ。
アメリカ兄弟の試合前のやりとり、氷室さんの表情が見えないせいでやけに意味深なかんじになっちゃってるけど、これで和解したってことでいいんだよね…?最後まできっちりお兄ちゃんしてしまうところ、氷室らしいなと思うけど。いろいろ呑み込んでるようにもみえて、気になるシーンだ。
勝戦はメンバーコールからきっちり描かれていて、ラストゲームへの期待が高まる。
しょっぱなからゾーン全開でゲームにはいった火神。誠凛は火神にリミッターをかけることなく、いけるとこまで突っ走る覚悟で猛攻をかける。赤司が火神のマークにつくことでいったん勢いはとめられてしまうが、誠凛は王者相手に序盤のリードを奪うことに成功。幸先のよいスタートを切ったように思われた。
しかし、そのときすでに変調は起きていたのだ。勝つために努力し、進化したがゆえの代償。黒子を「幻の6人目」たらしめた、影としての力。その力はすでに失われてしまっていた。