パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

硝子の街にて 10-11

矢 ARROW―硝子の街にて〈11〉 (講談社X文庫―ホワイトハート)

矢 ARROW―硝子の街にて〈11〉 (講談社X文庫―ホワイトハート)

「『友情』と『純愛』のNYストーリー」がやっと「ラブストーリー」に相成りました!おめでとう、シドニー
しかし、想いが通じ合ったからといって、すべてが丸くおさまるわけじゃない。争いの火種がくすぶる中東情勢を見つめるシドニーの瞳には、重い過去が見え隠れしている。むしろここからが二人にとってほんとうの始まりなのだろう。
やっと落ち着くところに落ち着いたわけだし、ちょっと「硝子の街」は一休み。己に鞭打つようにプラトニック・ラブを読み続けた反動か、いちゃいちゃしたホモが読みてえぇ!という衝動に駆られるがままに本屋を襲撃する。