パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

レザナンス・コネクション ―共・鳴・関・係

この本、まだルビー文庫が創刊する以前、スニーカー文庫から刊行されていたんですね。どうりでみつからないはずだよ。

「戦いだよ」

Juneとはいったいなんだったのか。この本を読んで、少しわかった気がした。
Juneとは戦いの物語なのかもしれない。男同士という社会的マイノリティなモチーフを借りて描かれた、存在の闘争の物語。この世界にたしかに存在していながらも、社会的に抹殺されてきた、声なき者たちの叫び。