パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

同人誌3冊

アユヤマネ「帰ろ。」
熱血芸術家×平凡サラリーマン。好き。


チェスト!「キスマーク」
「移り香」ラブラブ番外編。兄弟は苦手…とかぶつくさいいながらも、やっぱり読んでいる。


9ST「さいごの夜のお話」
望の結婚前夜「さいごの夜のお話」と、俊一と望のその後を俊一の担当編集の視点から描いた「青いムギ」の二本。
ラブラブ後日談なはずの「青いムギ」を読んで、二人の行く末が心配になってしまった…。「ぼうや、もっと鏡みて」の終章でもたしかに、ひとはなかなか変われないし、まったく異なるふたりが寄り添い合えることがすばらしいというような俊一のモノローグがあったけど、それにしても!
連れ添って三年になるというのに、望はいまだ俊一を信じられないし、俊一は性懲りもなく自分本位なやさしさを押しつけているしで。だいじょうぶかあ?どんな烈しい情熱も、いずれ凪いでゆくもの。愛とはべつに、きちんと信頼関係を育てていかないと、いつか疲れてしまうぞ。
望はもっとビシバシ俊一を教育するのだ!と心で喝をいれるも、それができないところが望の望たるゆえん。相変わらずすぎる二人に、私ひとりがやきもき。