パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

愛とは言えない 3

愛とは言えない 3 (B-BOY NOVELS)

愛とは言えない 3 (B-BOY NOVELS)

「恋とは呼べない」を読んだ時点では、橘高に喝!!だったのだけど(笑)。
小説を読むと、頑なに心を閉ざし続けるサガン相手に、橘高がらしくないほど情熱的なアプローチを続けてきたことがよくわかる。天岩戸相手によくぞこれだけ踏ん張った!見直した!(かってに見損なわれてかってに見直されるとは理不尽な…)
橘高への気持ちを自覚したサガンが、橘高の自身でも橘高の心でもなく、橘高の苦しみが欲しいと願ったところに、ずっと押し殺してきた愛の深さがひしひしと感じられた。
小説はまだ漫画の展開に追いついていないので、嵐の訪れはこのあとか。最終巻が待ち遠しい。