パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

火曜日の狂夢

火曜日の狂夢 (ガッシュ文庫)

火曜日の狂夢 (ガッシュ文庫)

まさか「夢」シリーズの続編がでるとは〜!
あまり熱心な読者とはいえない私ですが、これまで読んだ著書のなかでは、「夢」シリーズがいちばんのお気に入り。
はじめて読んだときは「こりゃBL版北村薫の「時間」シリーズだ!」と大興奮しました。(北村先生ファンにしかられそう…)
平成生まれの音大生ふたりが、自分たちが生まれる前の昭和の東京にタイムスリップ。同じ日本なのに異国のような情景、友達以上恋人未満のふたりの微妙な恋模様、そして主人公の出生の秘密と、今回も頭からしっぽまで楽しめるエンタメ作品に仕上がってます。
「水曜日の悪夢」「金曜日の凶夢」に登場したキャラクターたちのその後も垣間見ることができてうれしかった。