パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

小説家とカレ

小説家とカレ (キャラ文庫)

小説家とカレ (キャラ文庫)

趣味が同じで気もあって、しかも自分のことを好きだといってくれる。そんな素敵な王子様とめぐりあえたというのに、やっぱり好きなのは仕事にも趣味にも理解がなく、顔を合わせれば暴言の嵐な幼なじみ。
おいおい、おまえその男の何がいいんだ!?と主人公の正気を疑うばかりなのだけど(笑)、恋なんて90%は思い込み。はたからみれば何がいいかわからないような奴でも、好きになってしまった者にとっては特別な相手。そう簡単に好きをやめることはできない。
恋ってもののままならなさを痛感する一冊。
渡海さんって、何気にいじめっこ攻め好きだよね〜。私も好きです!