パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

黒子のバスケ 5-18

黒子のバスケ 5 (ジャンプコミックス)

黒子のバスケ 5 (ジャンプコミックス)

黒子のバスケ 6 (ジャンプコミックス)

黒子のバスケ 6 (ジャンプコミックス)

秀徳を破った誠凛は決勝リーグに進出。しかし、キセキの世代のエースだった桐皇・青峰の圧倒的な才能を前に、火神も黒子もなすすべなく敗れる。決勝リーグ全敗で誠凛はインハイ予選を去った。
会場のロッカーで、火神は黒子に「圧倒的な相手を前にしたら、ただ力を合わせるだけじゃだめなんじゃないか」と告げる。己の無力を突きつけられ、黒子は相棒に返す言葉がみつからなかった。
光&影コンビ、解散の危機!?しかし、絵に描いたような「雨降って地固まる」が待っておりますので、どうぞご安心を。火神くんと出会えて、ほんと黒子は幸せ者やで…。


黒子のバスケ 7 (ジャンプコミックス)

黒子のバスケ 7 (ジャンプコミックス)

誠凛バスケ部をつくった男、木吉鉄平参戦!そして、地獄の夏合宿スタート。
夏合宿は萌えの玉手箱や!料理男子火神くん、寝癖頭の黒子、おふろに入るチャリア、隣り合わせのふとんで眠る火黒。カントクに「みんなの飲み物買ってきて」とお願いされて、当然のごとく秀徳メンバーのぶんまで飲み物を買ってくる火神くんまじ天使。ペットボトル回し飲みする火黒(アニメ)、バスの座席から半分だけ顔を出して話しかける黒子っちのあざとさ…!
火黒の回し飲み、10回くらい巻き戻して見ました。


黒子のバスケ 8 (ジャンプコミックス)

黒子のバスケ 8 (ジャンプコミックス)

インハイ準決勝、桐皇vs海常戦。帝光中時代の黄瀬番外編も収録。
この試合は黒バスのベストゲームのひとつですね。たとえ青峰くん相手でも、「ひとぶっとばしておいてなんだその態度は、一年坊主!」といつもの調子で一喝してしまう笠松先輩。やっぱり笠松先輩はベストオブ男前だわ。相手が何者であろうと臆さない、ゆるがない。チームを導く信念の強さは誰にも負けない。
青峰に憧れてバスケをはじめた黄瀬の「憧れるのは、もうやめる」にシビれた。
これよこれ、この啖呵を待ってました!!黄笠もいいけど、青黄もいい。みんなちがってみんないい。
試合終了後、足が痙攣して動けない黄瀬くんに手を差し伸べたのは…笠松先輩。このシーンの演出がなんともニクい。背中を向ける過去の仲間と、勝負に負けても最後まで「俺たちのエース」を信じてくれた先輩たち。
チームメイトのまえでは最後まで主将の顔を崩さず、ロッカールームでひとり嗚咽する笠松先輩。インハイにかける思いは、誰よりも強かっただろうに…。最後までほんとうにかっこよかった。


黒子のバスケ 9 (ジャンプコミックス)

黒子のバスケ 9 (ジャンプコミックス)

紫原&氷室登場。明かされる火神のリングの秘密。
火神くんより1つ上って、氷室って2年生なの?紫原くん、ふつーにタメ口だけども。
幼なじみは大好物のはずなのに、火氷には萌えないのはなんでだろう。火黒や紫氷のほうがしっくりくる。氷室さん相手だと、火神くんが完全に手玉にとられてしまいそうだからだろうか。黒子相手でも尻に敷かれていそうなんだけど、光と影としてお互いに補い合うところが対等で萌える。火神くんは氷室さんには頭が上がらないし、氷室さんも超マイペースな紫原くん相手のほうが素を見せてくれそうな気がする。
やっぱり私の根っこにあるのは対等萌えなんだなあ。


黒子のバスケ 10 (ジャンプコミックス)

黒子のバスケ 10 (ジャンプコミックス)

10巻前後から絵もネームもどんどん洗練されていく。
WC予選開幕。危なげなく丞成を下した誠凛は、再び秀徳と激突。こだわりをすて、「本気」になった緑間が、光と影のまえに立ちふさがる。
緑間の「パスを出す」発言に、秀徳メンバーは驚天動地のおおさわぎ!それくらいありえない発言だったってことなんだろう。なんだかんだいいながら、緑間のわがままをのんであげてきた秀徳の先輩たちの心の広さには頭が下がる。


黒子のバスケ 11 (ジャンプコミックス)

黒子のバスケ 11 (ジャンプコミックス)

秀徳vs誠凛は互いに譲らず、引き分けで試合終了。
緑間の変化が感じられるいい試合だった。試合中、ときに笑顔すら見せるようになった緑間。勝利のため、チームの一員としてプレーするようになった緑間の「変化」に誠凛メンバーは驚くが、相棒である高尾は「何も変わってないのにな」という。緑間はつねに、万全の備えで試合に臨んできた。いまもこれまでもその真摯な姿勢はなにも変わらない。もし、なにか変わったとすれば、彼が「敗北」を知ったことだろう。
両校が会場中から拍手を受けるいっぽうで、もう一試合では不穏な空気が渦巻いていた。次戦の相手は「無冠の五将」の一角、悪童・花宮が率いる霧崎第一。この花宮こそが木吉の膝を壊した張本人。ひと筋縄ではいきそうもない不穏な敵を前に、火神と黒子は闘志を燃やす。
熱戦後の箸休め「部室大掃除編」に加え、誠凛バスケ部創設秘話も収録。
火神くんと黒子のじゃんけん勝負に燃え&萌え!!いつかふたりの対戦を見てみたいような、ずっといっしょに戦っていてほしいような。日向のロッカーのジオラマにも笑った。いつ作ったんだ!
こういう日常エピソードは、試合じゃ見えない一面を垣間見ることができて楽しい。


黒子のバスケ 12 (ジャンプコミックス)

黒子のバスケ 12 (ジャンプコミックス)

キセキの世代が「好敵手」だとすれば、霧崎第一はザ・ヒール。
卑怯なファールで相手を削り、気分次第で選手を「壊す」ことも辞さない。スポーツマンシップの風上にも置けない卑劣な戦いっぷり。まさしく、黒バス史上最低最悪のチーム。
しかし、挫折や暗い過去といった自己憐憫に浸ることなく、とことん悪に徹する花宮の姿は、またべつの意味で「楽しんでいこーぜ」というか。やってることはけして褒められたものじゃないけれど、ここまで貫けば人気がでるのもうなずける。
かっとなって手が出そうになった火神くんを、足を掴んで引き倒した黒子さん。相棒にはいっさい容赦なし。そんな火黒が好き。
黒子さんを本気で怒らせておいて、無事で帰れるわけがない。見事、霧崎第一を撃破し、WC出場を決めた誠凛。黒子と火神がキセキの世代との全面戦争に挑む!


黒子のバスケ 13 (ジャンプコミックス)

黒子のバスケ 13 (ジャンプコミックス)

大きな試合のあとには、きっちり息抜き回で緊張をほぐしてくれる藤巻先生。
WC出場のご褒美に、温泉で羽を伸ばす誠凛高校バスケ部ご一行様。
温泉回きたよ〜〜〜!!!ナチュラルに隣合わせで温泉につかる火黒、のぼせちゃったモードの黒子(アニメでは色っぽさ5割増し!)、黒子のためにスポドリ買いにでかける火神くん。「売り切れだわ、ウーロン茶でいい?」なんて妥協はゆるさず、わざわざ表まで出かけていく火神くんのやさしさ、プライスレス。読者にとってもご褒美です。
同じく温泉に来ていた青峰からWC一回戦の相手は桐皇学園と教えられ、黒子と火神は闘志を燃やす。
この光サンドはいまカレvs元カレ感あふれててすばらしい。青黒のワケアリ感と、火黒の安定感が対照的でむらっとする。それでいて、火神くんから青峰くんへの嫉妬や敵愾心はなくて、まっすぐ挑戦するまなざしでいるところがいい。火神くんのバスケへの純粋さにはいつもほれぼれする。
バスケ部一同は、温泉後そのまま合宿へ突入。各自必殺技を身に着けるべく、リコパパと特訓開始。一方、火神は「バスケの師匠」を頼って単身アメリカへ。
そして迎えたWC開幕。キセキの世代の6人に赤司からメールが届く。
赤司様の登場シーン、衝撃的すぎる!出会いがしらから中二語録さく裂。あんな工作ハサミで前髪切ったら、ぜったいパッツンになるはず。赤司くん、ものすごく器用。


黒子のバスケ 14 (ジャンプコミックス)

黒子のバスケ 14 (ジャンプコミックス)

WC一回戦、誠凛vs桐皇開幕。
相手の余裕につけこむべく、序盤から怒涛の攻撃をしかける誠凛。しかし桐皇にもぬかりはなく、がっちり受け止められてしまう。徐々に地力の差がみえはじめるなか、黒子は青峰にバニシング・ドライブを破られ万事休す。「影じゃ光を倒せねぇ」と言い渡される。
ベンチで悔しさをかみしめる黒子を励ます火神くんがかっこいい。オレに任せとけじゃなくて、「今度はオレがアイツを助けるんだ!!」ってところに、ふたりがこの半年間、積み重ねてきたものを感じる。
この桐皇戦は、傷つけ合う青黒と、支え合う火黒と、触発し合う青火がひとつながりになってて、萌えの無限ループ。三人できっちり萌えが循環するところがすばらしい。火神くんはまじ大天使…!黒子っちも青峰くんも、まとめて救ってしまってるもんなぁ。でも、本人は無自覚ってところがまた。
黒子不在によって覚醒した火神に、笑みをみせる青峰。ついにキセキのエースが本気をみせる。


黒子のバスケ 15 (ジャンプコミックス)

黒子のバスケ 15 (ジャンプコミックス)

本気の青峰は、同じプレイヤーなら本能的に畏怖を覚えてしまうレベルの化け物。
あやうく火神くんまでキセリョ第二号になってしまうところだった。まぶしすぎて、ついひれ伏したくなってしまうんだろうな。
火神が青峰に敗れ、黒子のミスディレクションも切れて、誠凛は絶体絶命。しかし、追い詰められてこそ主人公は力を発揮するもの。黒子のミスディレクション・オーバーフロー→青峰、自らゾーンへ→黒子「信じてますから 火神くんを」→「泣いてる仲間(=黒子っち)をみたくないんだ!」火神もゾーンへ。
必殺技に必殺技で応戦する怒涛の展開で、桐皇戦はクライマックスへ。主人公とヒロインを両立してしまう黒子さんの有能さったら…。


黒子のバスケ 16 (ジャンプコミックス)

黒子のバスケ 16 (ジャンプコミックス)

黒子のバスケ 17 (ジャンプコミックス)

黒子のバスケ 17 (ジャンプコミックス)

黒子のバスケ 18 (ジャンプコミックス)

黒子のバスケ 18 (ジャンプコミックス)