ワールドトリガー 1-2
- 作者: 葦原大介
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/04
- メディア: コミック
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- 作者: 葦原大介
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ボーダーの一員である修と、彼が出会ったネイバーの少年・遊真を中心としたSF群像劇。アナーキーな遊真と、「面倒見の鬼(遊真談)」である修のコンビがいい。互いに戦うべき理由を抱えた彼らは仲間を得て、隊員としてのレベルアップを図っていく。
キャラクターのエモーションがドラマを引っ張るいまのジャンプにおいて、あえて感情表現を抑制した演出は異色ともいえる。しかし、台詞のはしばしに感じられるユーモアや、パワーより戦略で勝利を目指す戦闘シーンにはたしかに光るものがある。なんとなく藤子不二雄作品に通じる空気を感じるのは、私だけだろうか。
とくに小生意気なお子さま陽太郎と、カピバラ雷電丸のコンビの可愛さにはただなぬものがある。