パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

同人誌2冊

百計「101」「102」
銀土再録本。2006年発行の本をまとめた「101」と、2007年発行の本をまとめた「102」、どちらもハンパじゃない分厚さ!描きたいものがあふれてしかたないって情熱がひしひし伝わってくる。
1年にとんでもない量を描いているだけあって、漫画力もぐんぐん上がっていくのが見てとれる。2007年から2008年のあいだに劇的に絵柄が変わって、いまの市川さんの絵になっている。すごいなー、たまにこういう「化ける」ひとっているよね。作家の歴史をひも解くようでおもしろかった。
ささやかな日常を積み重ねていくなかで、かけがえのない想いや絆が浮かび上がっていく作風はこのころから変わらない。