パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

薫りの継承 上・下

いつもの気弱な表情が嘘のような獣性で、兄を蹂躙する義弟。
その目隠しされた時間だけ、淫蕩な本性をあらわにする兄。
蜜のように濃密で、闇のように虚ろな、儚い蜜月。
これ、読む順番をあやまったな〜。「晴れたら君を迎えに行く」のベタ甘な兄弟BLに脳を犯されて、兄弟がなんぼのもんじゃい!な気分で読んだおかげで、いまいち禁忌に浸れなかった…たのむぜリブレ。(←出版社のせいかよ!)