オゲハ 3
読み始めたころは、キジが考えていることがまったくわからず、いつオゲハを殺しちゃわないかとずっとハラハラしていた。
ラブストーリーというよりサイコサスペンスみたいな気持ちで読んでいたけど(笑)、最後は意外にもハートフルなところに着地したなと思う。リアルな虫の描写をはじめ、生理的な嫌悪感に訴えてくる演出は好き嫌いがはっきりとわかれそうだけど、個人的にはこの「ぞわぞわ感」が最高に刺激的でおもしろかった。
新人作家なのに、すでに「oimoさんにしか描けない世界」が完成されているのがすごい。(同人では非常に人気の高い作家さんなのでむべなるかな)
なるべくはやくあたらしい作品で再会できることを祈っています。