パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

ショートタイプコンプレックス

粗○ンイケメン×ショタコンナイスミドル。
スペックはフル装備なのに性癖だけが歪みまくりな、残念男たちの不器用ラブコメ

僕らの明日には愛がある

僕らの明日には愛がある (ジュネコミックス)

僕らの明日には愛がある (ジュネコミックス)

高校生同士のおバカでちょっとせつないラブコメディ。
攻めの等身大なバカ猿っぷりが好き。笑

クレイジーポイズン

クレイジーポイズン~囚われの恋人~ (ジュネットコミックス ピアスシリーズ)

クレイジーポイズン~囚われの恋人~ (ジュネットコミックス ピアスシリーズ)

囚人×刑事。ダークなテーマを描いても、どこかに誠実さを感じさせる作風。

たそがれ、君に会いに行く

たそがれ、君に会いに行く (Dariaコミックス)

たそがれ、君に会いに行く (Dariaコミックス)

傷心大学生×大型水槽のえさやり担当ダイバー。
水槽のガラスごしに筆談で絆を深めるロマンチックな設定なんだけど、「衆人環視のなかで筆談でおしゃべりって、みんなに見られてはずかしくない…?」と理性が先だって、いまいち入り込めなかった。

花と蝶

花と蝶 (あすかコミックスCL-DX)

花と蝶 (あすかコミックスCL-DX)

格闘系男子×ちょっとホラー!?
こう書くと異色っぽい取り合わせですが、基本的には大型ワンコ×ツンデレ男子のいつもの高永さんなのでご安心を。主人公CPは安定のラブコメっぷりなので、個人的には堅物従者×浮世離れ美人な脇のふたりが気になります。

恋する暴君 10

恋する暴君 (10) (GUSH COMICS)

恋する暴君 (10) (GUSH COMICS)

相変わらず夢見がちな森永と暴君な先輩だけど、先輩がなんだか前より優しい…!?
感想は本宅にて。 〈感想〉

浄化系彼氏

オメガバースプロジェクト掲載作。
Ωを理由に恋人に捨てられた万代は、お人好しのβのサラリーマン・長岡の家に転がり込む。腹いせに身体をつかってたらしこんでやろうという目論見どおり、あっけなく万代は長岡をたらしこむ。しかし、元彼とはちがって誠実そのものの長岡に、万代はうしろめたさを覚えるようになる。
オメガバースプロジェクトも、はじめは目新しさから手当たり次第に読んでいたのだけど、だんだんと「これ、べつにオメガバースじゃなくてよくない…?」と思ってしまう作品がふえてきた気が。
正直この本も、DTリーマン×ひねくれビッチの現代ものBLだとしても、何も違和感ないもんな…Ωだから捨てられたの「Ω」を「男」に変換するだけですんなり読めてしまう。もちろん、αみたいなスーパー攻め様よりβっぽいヘタレ攻めの方が好きな人もたくさんいるだろうから、あえてそこを攻めた目の付け所は悪くないとは思うんだけど…居酒屋店長がαの世界に階級差なんてあってなかろうという気持ちにもなる。
オメガバースってファンタジーや階級差ロマンスと親和性高そうなのに、一般誌掲載のBLと同じで、やっぱりその手の特殊設定ものって少ないんだよなぁ。
都合のいい記号として使うだけではなく、世界観の一部にオメガバースが取り入れられているような作品が読みたいんだけどな。

半神

半神 (小学館文庫)

半神 (小学館文庫)

名作と名高い萩尾望都の短編作。シャム双生児として生まれたふたりの少女の人生を、わずか16頁で見事に描き切っている。
同時収録のSF短編作も、絵はもちろん、言葉のひとつひとつまでが芸術のようにうつくしく磨き抜かれている。読んでいるあいだのひとときだけ、魂が宇宙に彷徨いだすような心地がする。

嫌いなものたくさん

嫌いなものたくさん (Charaコミックス)

嫌いなものたくさん (Charaコミックス)

コミュ障の落ちこぼれ浪人生・多加良は、コンビニのバイトすら年下の後輩・蜂谷に助けられる始末で、凹むばかりの毎日。唯一の楽しみは、レシピサイトを参考に料理を作ること。
ある日、女の子と揉めた蜂谷を部屋に泊めることになった多加良は、悩むくらいならいちど踏み外してみちゃえばいいと、蜂谷からキスをされ…。
遊び馴れているようでほんとうの恋はまだ知らない蜂谷と、正真正銘のピュアっこ・多加良のごはんが繋ぐ恋のはなし。
同時収録の堅物×お調子者の再会愛「なんだかとっても大嫌い」もかわいかった。村上さんの描く黒髪堅物攻めが大好きです!