パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

純真バイオレンス

純真バイオレンス (GUSH COMICS)

純真バイオレンス (GUSH COMICS)

不良校の「テッペン」をとったもののぬるい日常に退屈しきっていたヤンキー・反町。そんな反町に告白してきた見た目は天使・腕っぷしは人外な優等生・喜多川との恋愛無差別格闘技。
松木さんの描く攻めは変態が多いけど、今回の喜多川はさらにうえをいく変人だったな〜。同級生なのに敬語で喋る物腰の柔らかさから、たまにはみ出す腹黒さににやりとする。
デビュー当時のしみったれてて情けない、でも不思議とピュアな作風が好きだった分、最近はアホエロ一辺倒が私はちょっと残念。おバカなラブコメもたしかに松木さんの持ち味ではあるが、本領はそうしてバカにでもならなきゃ素直になれない男の純情だと思っているから。