パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

同人誌13冊

カレー屋「ZIGGY
まきちゃん渡英前後を描いた東巻本。すっごいドラマティックなロマンスもので感動…!ひとと違う自分に自覚的だったぶん臆病なまきちゃんに、真摯に愛を伝え続けるとうどうさんの彼氏力がハンパじゃない!ブラボー!

カレー屋「青春」「バカとスケベとモラトリアム」「ザ・アナザーサイド」「The Record」
チャリアクロニクルと青黄の大河ドラマ。この人の描く本はどれも映画みたい。モノローグより粋なカメラワークで魅せる作画もそうなのだけど、ひとりの人間の人生を追うドキュメンタリーを観終えたような満足感があるんだよねえ。原作は当然、青春時代のピークで幕を閉じるわけだけど、その後も人生はつづいていく。そんな当たり前のことをしみじみと感じさせられた。みんな幸せにおなり…。

EU「鬼が笑う12月」
白鬼年越し本。ほんとよくこんな話を思いつく…。自分の感情に無自覚なほおずきと、その想いを知りながら見て見ぬふりをつづけてきたはくたくさま。言葉にできないふたりの情に涙、涙。

ピカデリー「元気のお薬」
宗凛湯治本。えろくて満足!恋人というより男友だちの延長線上な、気安いふたりの雰囲気も好き。

汲取り式「星屑懐古式 2」
承花再録本。ふわー、おもしろいっ!シリアスと笑いとエロが絶妙にブレンドされてて、しかも攻めは最高にカッコよく(しかも絶倫)、受けは健気で芯の強い美人(そのうえ淫乱)。まさしく理想のホモ。1年でこの厚さの再録本を出せる筆量もさることながら、1冊のなかでぐんぐん絵がうまくなっていて、才能ってこういうもんなのか…って実感させられる。

左月「月日」
家三中心再録本。原作がゲームなのでループネタは定番なのだろうけど、業を断ち切れず、何度も邂逅と別れを繰り返すふたりの「輪の根」がよかった。

jet「消失日和 1」
キョン消失本。3はあるけど2が見つからない!つづき!!

あと、宗凛2冊と真琴遙1冊。Free!新刊たくさん読めてしあわせ〜。